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ブライダル豆知識:第1話:ウエディングドレスの歴史
ブライダルまめ知識古代ギリシャローマの時代、その後もヨーロッパの歴史の中でも白いウエディングドレスは着用する事があったと記されているそうです。
起源はローマ帝国の時代にさかのぼります。
ヨーロッパにキリスト教が普及すると結婚式は教会で行われるようになり、その際に王侯貴族の花嫁が婚礼儀礼用に着用した衣装がウエディングドレスの始まりとなります。
でも、ウエディングドレスは白と決まられていたわけではないようです∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
ドレスを汚さず白く保つには人を雇うなどの必要があったため、社会的な階級が下がるほど色は濃くなっていったそうです。
19世紀初めまで、上流階級の花嫁は金銀、宝石を散りばめたドレスを着ていました。
結婚式では、新婦が持っているドレスの中でも一番高価なドレスを着ていました。
中世では青、赤、緑の絹やベルベットの布地を基調に金糸・銀糸の刺繍の縫い取りがあるものが着られ、当時の装飾品として重宝されたのは「花」で、
16世紀は「宝石」
17世紀は「レース」
18世紀は「花とレース」と言われています。
この時代は貴族社会で政略結婚が中心であったため、新婦の父親は自分の権力を示すために盛大な結婚式を行っていました。
婚礼衣装は花嫁の家の経済力や社会的な地位などを誇示することを目的としたため、非常に豪華なもので、銀糸や金糸を織り込んだきらびやかなドレスが主流だったそうです。
結婚式は、花嫁が金銀財宝を身につける事で父親の権力を世間へ知らせる機会だったとう事です。
その時代、まだ糸や布の漂白技術が発達していなかったため「白」は貴重な色でした。
その為、高価な白い布に金や銀で細工を施すことで、さらに高価なドレスを仕立てたとされています。
財力の関係で白い布が手に入らない人は他の色のドレスを選び、そのドレスは舞踏会や他の人の結婚式でもパーティードレスとして着ていたそうです。
この時代には、婚礼の日のためだけに特別な衣装を用意するということ自体上流階級にしかできなかったのです。
結婚式のあとは、白いドレスを染め直して着用していた事もあるのです。
ですので、庶民は自分の持っている一番良いドレスをウエディングドレスとしていました
それがどうして現代は白のウエディングドレスが当たり前のように着れるようになったのでしょうか。
次の記事では、純白のドレスが広まるきっかけをご紹介しましょう。
19世紀(1840年頃)イギリスのヴィクトリア女王が流行を取り入れた白のウエディングドレスで挙式したことがきっかけと言われています。